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高気密住宅に高気密住宅の増築 その1

~ 土台廻し編 ~

夏の熱い日差しが照りつける中、ここ 秋田県由利本荘市鳥海町で増築工事が始まりました。
このお宅は十数年前にかなりの規模で増築をしており、その当時は外断熱工法で高気密・高断熱住宅仕様としました。
今回の増築工事は既存部分だった建物を取り壊し、そこに新たに高気密・高断熱住宅を付け加えるというものです。

しかし二重に構えたこの土台、高さ的にも中途半端で、なぜこんな感じか不思議なところもありますよね。
実は当時の大規模増築で1階部分を車庫にしています。
画像では把握できませんがこの建物の反対側は緩やかに下り傾斜となっており、GL(グランド・ライン)面からの高さは車庫を造れる空間を確保できるものとなっています。
その車庫スペースの上に2階部分があるわけでこの画像のGLからの高さとなるわけです。
すなわちこの高さが既存部分の2階部分FL(フロア・ライン)に到達する高さとなるわけです。

束柱で かさ上げした空間は十二分に活用できるため、土間にコンクリートを打ち込んで物置スペースとなります。

~ 建て方編 ~

いよいよ本格的に建て方が始まりました。
この日も天気が良く、暑いながらも気持ちよく仕事ができました。

かさ上げした土台の上に1階部分がせり上がります。
間取り的な大きさは「4間×4間」です。
柱の太さは和室の化粧柱を除くと全て4寸角(12㎝角)です。

安心の太さ、大きさとなっています。

~ 棟上げ後 ~

建て方も無事に完了いたしました。
土台部分、1階部分、2階部分、屋根廻りの骨組みも特に大きなミスもなく組み上がりました。

この建物はプレカットではなく職人による墨付け(当然ながら筆者)によって建てられたものです。
やっぱり墨付けによって建てられた家はいいですね!
自分の魂が込められてますから家そのものからオーラが感じられます。
昔ながらの技法ですが、これが大工職人と感じられます。

墨付けというものは習得するまでにはかなりの経験と時間を要します。
例えば天井高に対する柱本の長さ、スパンに対する梁の「せい」+荷重に対する梁の「せい」であったり、継ぎ手を「乱」になるよう配置してみたりと考えることは幾重にもあります。
しかしながらこの作業が楽しいと感じます。
難儀で複雑な場面はたくさん出てきますがこれをこなすのが墨付けですからね。

墨付けをし、そしてこれを刻む。

この作業があるからこそ家に魂が込められるわけです。
現代ではプレカット(工場生産)が主流みたいですが墨付けのできない若い大工さんが増えているみたいですね。
なんとも悲しい事実です。
墨付けは大工の基本です。家の構造は全てこれで決まるわけです。

墨付けは僕のこだわりです。

新築だろうが増築だろうがこの先もずっと墨付けで通していきたいと思ってます。

~ 外部・進行状況 ~

高気密・高断熱住宅仕様ですので外断熱工法とし、外周は「ネオマフォーム@40」を張り付けました。
耐力壁はOSB合板を使用したパネル工法となっています。
1階、2階共に和室ですのでサッシは全て外付けのLow-E断熱サッシです。
サッシには内障子が入るので敷居・鴨居は取付済みです。
鴨居は「カタ」を受け、入れ戻しとし、敷居は柱のわずかなねじれを受け(この作業をヒカルと呼ぶ)はめ込みます。

屋根格好は前項の画像でも見受けられますが「への字屋根」です。
こんな単純な屋根が雪国には一番ベストです。
「片流れ」「切り妻」屋根、これらもそんな感じです。

格好にとらわれず、とにかく雪が落ちれば良いのです。

複雑に入り組んだ屋根は見映え良く見えます。「寄せ棟・入母屋」なんかは特にそうですね。
「ダキ(互いの屋根勾配の交わった谷部分)」も付いてると格好良く見えます。
しかしこれは多雪地域外の話であって雪国にはまず向きません。
ダキを造ってしまうとそこに雪が溜まります。しばらく溜まり続けますね。入り隅のトタンにも良くないような気がします。
そんな要因から雪国には「への字屋根・片流れ・切り妻」を推奨します。
できるだけ雪下ろしの作業をなくすためです。
普段の生活が最優先ですね。

ではまた次回もこの現場をピックアップしてみたいと思っています。

由利本荘市や秋田市、にかほ市での新築、増築・改築工事はぜひ宇七工務店にお任せ下さい。

気持ちを込めた墨付けで、お客様の心を躍らせます。