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高気密住宅に高気密住宅の増築 その3

~ 和室天井編 台輪(廻り縁)その1 ~

この現場の投稿もこれで3回目になります。
今回は和室の天井関係について記事を書いてみたいと思います。

最近の建物では和室そのものが、いや、真壁そのものが造られなくなっている風習があるみたいですね。(これについては地域性や時代の流れなど、様々な要因が考えられます)
どちらかというと僕は柱が見える真壁が好きなので、このような和室を好みます。
柱が見える=「木の温もり」が感じられますね。
すごく極端な話し、お寺や神社なんかも総木造なのでどこか安心感といいますか落ち着きを感じませんか?
そこにはやはり「木の温もり」を本能的に感じているからではないでしょうか。
例えば屋根の化粧垂木の反り具合であったり天井板や柱材の木目の躍動感であったりと。
人はやはり自然素材に惹かれるものと思われます。

話題は少し逸れましたが本題に戻しましょう。
この台輪の仕口、なんだか複雑な形となっていますね。
しかも部屋の位置的場所的には角の部分になります。
そうです、ここで台輪は90度屈折する場所なのです。
それがためこの仕口となっています。
この仕口の名称、呼び名は「目違い枘(ほぞ)留め」と呼びます。

それのメス側です。
なかなか究極の形でもあり、造るにしても容易ではありません。

しかしここまでする意味はキチンと存在します。

~ 和室天井編 台輪(廻り縁)その2 ~

これは相対してオス側の仕口になります。
これまたメス側とまた違った形状です。

この両者の形を覚えること、形の意味、そして造ることができなければ「目違い枘留め」は完成しません。
僕もまだ弟子時代のときにこの留め口を習いました。
ですが何がなにやらでちんぷんかんぷん、造るにしてもしばらく時間を要した記憶があります。

なぜこのような形かは読者の方も不思議でしょう。

しかしながらこの技法は遥か昔の大工さん(もしかしたら宮大工かな?)が編み出したんでしょうね。

入り隅部分はこの形で刻み込んで組めばピタリと納まると・・・。

~ 和室天井編 台輪(廻り縁)その3 ~

組まされたオス側とメス側の台輪はこのように納まります。
見た目は「普通じゃん。」ですが、この「普通」に見せるのが大工職人としての技量ではないでしょうか?
「なんじゃ、こりゃ」じゃ、おかしいでしょう。

この状態にするため「目違い枘留め」にするのです。

実は他の納め方もありますが、この納め方が最も馴染みよくいくような感じがします。

~ 和室天井編 台輪(廻り縁)その4 ~

天井板の縁取りを更に豪華に見せるため二重とした「二重台輪」です。
やはり一重より二重にすると趣がかなり変わるものです。
材料代と時間・手間ひまはかかりますが造った甲斐があります。

それから台輪の施工が完了した後、天井板を打ち下ろします。
ここが洋室と和室の違いですね。
洋室の廻り縁は天井、壁の施工完了後に納めますが、和室は台輪(廻り縁)の施工完了後に天井板に手をかけます。
しいて言えば和室はそのような造りになってますからね。

天井板は天井上(うえ)から順に打ち下ろしていきます。
最後の張り納めのこともありますから、どこかに逃げ道を作っておかないといけません。
ついでに今の天井板は本当に種類が豊富です。目移りして戸惑うほどです。
巾も1尺5寸サイズ、2尺サイズ、3尺サイズなど様々です。
部屋の広さや天井高によって変えるも良し、自分好みの天井板を選択するも良しでしょう。

自分事ではありますが今の新築住宅には和室を造らない風習がけっこうあるみたいです。
真壁に関しては特に造られなくなってるみたいです。
墨付けも無ければ和室の造作もない・・・。
職人としての腕は落ちますよね・・・。
とても残念なことです。

でも僕は先人から教わってきた職人としての在り方を大事に守っていきます。
時代に流されない、基本を守り抜く一職人として。

それではまた次回もこの現場についての記事を書いてみたいと思います。

宇七工務店はお客様との信頼をまず第一に考え、細部までこだわって仕事をするというスタイルです。
「確かな技術」でお客様のご要望に全力でお応え致します。

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もちろん二世帯住宅や木造でのアパートの新築も承っております。

小さな大工店ではありますが、おかげさまで皆様のお役に立ってました(^_^)